「わかっていることがわかる」を増やすために(盛岡)
Views: 560
障害がたいへん重い場合,スイッチがうまく使えないことがよくあります。特に,病院生活が長い子供は,積極的な療育が十分ではないことも多く,廃用が進んでしまうこともあるでしょう。
盛岡のこの病院では,元担任の直実さん(教諭)が長期療養しているSMA1型の拓也さんを定期的の訪問して,スイッチ入力の練習を続けています。拓也さんは今年卒業したばかり。通常,卒業してしまうと学校との関係がキッパリ無くなってしまうものですが,直実さんは積極的な介入を行っています。エライ!
私の最初の訪問がいつだったかな,2年前くらいでしょうか。ポランの広場にも記録していたので紹介します。
- 非接触スイッチもイイね! (2016年9月24日)
この現場では,私どもで開発したアプリをよく使ってくれています。パソッテルもきちんと使っているのもいい感じです。いろいろ果敢にトライしています。先週改良した「UFOキャッチャー」の試用模様がアップされていましたので紹介いたします(上部のFacebook)。改良内容は,遅いスイッチ動作にも対応させること。要望は直実さんからの要望でした。もともと作る際は,そのような仕様が必要だとは思わなかったのです。現場からの要望というのは大切にしたいものです。
今後必要なのは,明確な意思があることを客観的な情報として記録していくこと。それができれば,きっとまわりのオトナが変わっていくはずだからです。「わかっていることがわかる」を増やしていくの私の目標のひとつです。