雪で2度も吹っ飛んだ結婚指輪がきちんと戻ってきた記録
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2017年2月12日の夜,モリーオ市ではこの冬はじめてのまともな雪が降りました。
車のフロントガラスまわりの雪を落とそうと,少しだけだからとスノーワイパーを使わずに左手で素手のままパタパタと雪を落とすと。。。
「チーン」と音を鳴らして左手の薬指から結婚指輪が飛んでいきました。
車のピラーに当たってそのまま雪の中へダイブ。
氷点下の中,スマホの懐中電灯機能を使いながら15分ほど探索するも見つからず。
はたと自分は一人前のがん患者であることを思い出し,諦めることに。
似たようなことが4年近く前にあったなあと,その日のことを寒空で思い返しながら。
2014年2月14日金曜日,あれはまだ一橋大学で勤務しているときで,江戸では珍しいドカ雪が降った日でした。
スリランカからもどってすぐの日で,南国から雪国へワープした気分。
ああ,スリランカでは謎の搭乗拒否にあい,深夜のコロンボの街で悲惨な目にあっていたので,トラブル続きの一週間だったのを思い出すのです。
2014年2月15日の深夜のFacebookの投稿より。
結局,大学にいるうちに大変な積雪になってしまい,学内に置いたプリ氏では出られないという事態になったのでした。
冗談抜きで,歩行も不可能な積雪で,食料を買いに行くことも不可能な状態。
あの日ほど,かんじきがほしいと思ったことはありません。
当然,高速道路はこうなりますわ。
大学で雑魚寝して,2月15日の土曜日の朝。
車で脱出を試みようと,手袋もないなか雪かきをしたら指輪事件。
そして,独身化。
結局,2月15日は脱出をあきらめて仕事などやっていました。
しかし,雪の中にダイブした指輪が気になり,断続的に探す&落胆する の繰り返しで体力を消耗していきました。
雪はすぐには融けないし,融けたとしても学内は倒木がたくさんで災害状態。
もう春まで待つかと,半ばあきらめの境地に達しようとしたところ。。。
なんとまあ,こんなところに。
神様は意地悪だと心底思いました。
まずは一安心だったわけですが,今度は大学を脱出できるのかという問題が。
だってこんな状態だったのです。
よりによって,所属する組織は大学構内の一番奥。
ほとんどもう森と言っていい場所ですから。
もはや,どうやって脱出したのか詳細には覚えていませんが,愛車のプリ氏はぶっ壊れるのを覚悟していました。
プリウスのハイブリッドシステムは,雪に弱すぎるのを痛感せざるを得ませんでした。
それもあって,今のCX-5 AWDという選択でもあるのです。
もはや,トラウマ。
ところで,今回吹っ飛んだ指輪は,落ちたと思わるあたりに大量の融雪剤を撒いて,その2日後に無事発見できました。
独身化は3日間ほど。
車に踏まれた様子もなく,まったくそのままで見つかったのはラッキーでした。
長々失礼しました~。
3度目はもう勘弁です。
これぞロードオブザリング(指輪物語)。
私も気を付けます。