MATLAB Home 、こんなの知らなかった!

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今週最大の驚きは MATLAB Home の存在に気づいてしまった時にやってきました。
今月号のトランジスタ技術の付録冊子に,その存在がまるで当たり前のように載っていたのです。

知らなかったぁ。。。
いつからあったんだろう。。。

これは最小限のプログラムで高度かつ安定性の高い処理を実現してくれます。
Simulink などと組み合わせればPCやラズベリーPi はおろかArduino で動くプログラムまでも簡単に作れてしまうのです。

この MATLAB Home の価格は,正式版のMATLAB と機能面の違いはあまりないというのに20分の1くらいの14,900円。
Simulink はたったの4,490円。
もちろん,目的によって機能モジュール(Toolbox)を追加する必要はありますが,たとえば私がやりたいようなことなら3万円もあればできそうです。

  • ラズベリーPiとWebカメラによる非接触スイッチ実験
  • オプティカルフローによる不随意動作認識実験
  • Arduino による筋電信号識別実験

いずれも,OpenCV を使ったり,ガリガリとプログラムを書けばできるのですが,手間がかかりますし安定性に難があります。
その点,MATLAB + Simulink のコラボは大変魅力的。

正式版との大きな違いは実行プログラムを配布できないということらしいですね。
Simulink で書き出したソースプログラムも取り出せないとか。
まあ,メリットを考えれば実験で使うには問題ありません。

あらゆることが無料かきわめて安価にできるようになった現在。
MATLAB も例外ではなくなったわけです。

ちなみに,FFT を気軽に使いたいときやExcelではやりにくそうなグラフを描画すときは無料の Scilab を使っていました。
こいつの出番も少なくなってしまいそうです。

さて,このオンライン購入ソフトをどうやって研究費払いにできるのか。
実はこれが一番の難問です。

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