重度障害者の「直接利用」と「間接利用」を意識したテクノロジー利用支援
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ここ数年、重度重複障害の児童と接するようになって、支援機器と障害当事者の関係を考える機会が増えました。
コンベンショナルな支援機器は、「拡張・代替」をベースとしたものといえ、それを実現するモノはもうたくさんあります。
上図でいえば、左上部分の「直接利用」になります。
たとえば、当事者が直接使うスイッチ・視線入力装置や意思伝達装置。
私は新参者ですし、支援学校教員でもATの専門家でもないので、ここに焦点を当てたアプローチをしても仕方ありません。
一方で、重度重複障害のある方は、これまで使えるモノが少なく、実際の現場ではほぼ無い状態でした。
そんなこともあり、私の得意とする「谷間戦略」を基本に活動してきました。
上図でいえば、左隅部分の「積極的な間接利用」になります。
われわれが開発を続けているEyeMoTシリーズのテーマ「わかっていることがわかると、まわりが変わる!」は、まさにそれを目指したものです。