【生き恥①】小2で落ちこぼれ宣告を受けた私。

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先日、就活生向けの情報誌のインタビューがあり、幼少期のころを話す機会がありました。
小学校2年生の家庭訪問で母親が「息子さんは落ちこぼれ」宣告を受けたことなども話しました。

私は物心あるころから今でいう共感覚があったようで、小学校に入ると漢字などは「色」で記憶していました。
たとえば、「疑う」「切る」などは「鮮やかな赤」、「歌」は「肌色」。
数字は音に変換されることもあって、けっこう頭は忙しいのです。

当然、漢字の種類ほどには色を定義できないので、漢字があまり覚えられないということになります。
計算も音をベースにすると繰り上がりをミスったりして効率がよくありません。
その結果、テストの点数は悪い。

また、国語の業者テストでよくある上段に文章、下段に問題があるものについては、文章を読んだ記憶がありません。
「次の文章を読んで問いに答えなさい」とはあるものの、なぜこんな切り取ったような文章を読む必要があるのか疑問だし、面倒だったのです。
誰だか知らない人が作った質問に答えるのはアホくさくて仕方ありませんでした。

そもそも、文章の作者でもない人が勝手に正解を決めることに納得がいきませんし、「正しいものを1つ選べ」的な問題で5つくらい選択肢があれば、どれも合っているように思えるので、きちんと答えることができません。

そして、算数となれば、ケアレスミスが多くて計算問題をバンバン間違えます。

そうなれば、確かに「落ちこぼれ」。

でも、なぜか理科や図工はとても得意でした。

授業中はいつも窓の外を見ていて、30m先に見える体育館までの弾道を想像したり、ピストルを廊下で撃つと弾はどういう感じで飛んでいくのか考えたり。
飛行機が飛んでいれば、こっそり持ち込んだ図鑑で機体を特定したり、まあマニアでしたね。

今でいう、凸凹な子どもだったのでしょう。

どんなに成績が悪くても、特に母親にはエラくかわいがられていたので、自分を嫌いになったり悲観することはありませんでした。
「まあ、どうにかなるだろう」といつも思えましたし、今でもそうです。

一方で、思い返せば、学校や社会ではいろいろトラブルがありました。
「生き恥」シリーズとして綴っていきたいと思います。

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