当事者として「見捨てられる<いのち>を考える」を読む
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このCOVID-19騒動で、「命の選別」が健康な人たちの前にもリアルな姿を現しました。本当に自分が選別されてしまうのかは別として、割と身近なところでそれが行われていることを知ってしまったのです。
先日、「見捨てられる<いのち>を考える」を、著者のひとりである川口有美子さんが献本してくださいました。ありがとうございます!
日本の現代医療システムの中では、患者は保険点数を獲得するためのコマなのかもしれません。病院は点数採取のベルトコンベアに乗せて、効率よく点数をとっていきます。そこで「個人」が顧みられることはほとんどありません。
私は、そんなベルトコンベアに乗っている、ステージ4の最重度のがん患者。かれこれ4年が経ちました。いつどうなってもおかしくはありません。そして、どこかで重要な選択をするタイミングが確実に来るわけです。
この本は知識のために読むのではなく、当事者として今後の生きるヒントとして読む必要がありそうです。
さて、じっくりページをめくってみたいと思います。
ところで、2022年1月2日から映画「帆花」が公開されます。
まさに「命の選別」にさらされた女の子。
どんな映画になっているのか楽しみです。