ベッドからこんにちは。視線入力による創作活動→小売販売!
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やましたりん さんが、ユニクロのUTMEマーケットの仕組みを使ってクリエーターデビューです!
りんさん本人は、重度の障害児です。
今回はEyeMoTセンサリーのおえかきゲームを使って視線入力で絵を描いたようです。
その画像データをシャツ・パーカーやバッグに貼りこみました。
障害児のプロダクトを有償販売する形態としては、福祉系バザーや所属施設のお祭りなどに出品するのが一般的でしょう。
最近では、メルカリなどの個人売買も使われています。
しかし、多くの人は思うでしょう。
重度の障害児が意図して描いたものでない可能性があるのに、それに意味があるのか?と。
たしかに、本人が他者に伝える意図を持っていたかどうかはわかりません。
ずばり、意図など持っていないと言ってもいいのかもしれません。
それでも私はこういった「販売活動」には意味があると考えています。
「支援者のモチベーション向上」のためのアクティビティはとても重要だからです。
いかんせん、重度障害児は支援者の一存ですべてが決まってしまうので、支援者が楽しくなる仕組みは最重要なのです。
EyeMoTシリーズを重度障害児が「使う」ことにも通じる考え方です。
本人と作品という小さな関係だけでみると、重度障害児の作品は偶然性の産物としての要素が強いかもしれません。
一方で、本人・作品のみならず支援者や生活環境を含めたもう少し大きな視点でとらえてみると、作品はひとつの結果にすぎずその取り組み自体に意味を持ちます。
特に、重度障害児の場合は取り組めるものが少なかったのでその傾向が強いと言えます。
さらに、作るだけでなく、UTMEのように他のクリエーターと同列に、しっかりしたサイトの中で販売される様子は、支援者にとって誇らしいものに違いありません。
作品自体が評価されればなおさらでしょう。
ヘラルボニーのような本格派の創作作品とはベクトルは異なるものの、自己表現や支援者を含めた喜びの醸成という点では何も変わらないのかもしれません。
比較的年齢の低い重度障害児のママさんたちは若い方も多く発想が柔軟です。
支援学校の教諭や他の支援者が思いもつかない方法で、楽しく暮らせるワザを繰り出す可能性があります。
今回のやましたさんの例をみて、私もこういった活動を楽しんで見守りたいと思うと同時に、アプリ等でどんどん支援していこうと思いました。
がんばれ、あかねさん&りんさん❤