「知的の子」?頭がとてもいい子のこと?
Views: 430
集中してPC作業をするときは、ちょくちょくマクドナルドに行きます。
ネット環境もあるし、安くておいしいからです。
(なぜか、マクドナルドがおいしいというと過剰反応してくる人がいるけど)
どちらのお店でも、店頭で注文すると「お召し上がりですか?」と聞かれることがあります。
食べないために注文することはないだろって。
島根でも岩手でもそう。
もちろん、意味はわかります。
「(店内で)お召し上がりですか?」ということは。
私は性格が悪いので、タイミングが合えば「それは店内でということですか?」聞き返します。
おそらくは、スタッフ間の会話で「お召し上がりのお客」「お持ち帰りのお客」で分けているのでしょう。
その結果、接客でも「お召し上がり」をそのまま使ってしまうのかなと。
同じようなことが、支援学校の教諭からも聞こえてくることがあります。
いわゆる「知的の子」です。
「知的(障害)の子」だということは文脈でわかりますが、部外者の私としてはすごい違和感。
はじめてこれを聞く人だったら、「特別に頭のいい子」と思うかもしれません。
ということで、実父・実母に実験してみました。
父は農学博士、母は大学を出ているので、知的能力は大丈夫だと思います。
まっとうな反応でしょうね。。。
聞いたことのある用語ではないので、当たり前のことです。
こんなことは、さまざまな分野であるわけで「中の人」同士でわかればいいわけです。
「写真」の場合、病院内でならX線写真かもしれませんし、お年寄りならフィルム写真、若い人ならスマホの写真モードで撮る静止画、昔の設計事務所なら青写真なんてことも。
「スイッチ」ひとつとっても、子どもならニンテンドースイッチでしょうし、家庭なら電灯のスイッチ、ネットワーク技術者ならスイッチング機器ですね。
つまり、共有する知識によって、もともと広い意味を持つ用語が特定の意味に規定されるわけです。
注意しなければならないのは、共有知識を持たない「中じゃないひと」には通用しないか大きな誤解を与えるという一点。
「店内でお召し上がりですか?」と、「店内」を入れるだけできちんと通じるわけですから。
明日またマクドナルド行ってみるかな。