TED、言語習得環境のフィードバック・ループ「初めて言えたとき」
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教職大学院に通う妻から,Excel のしょうもない質問に答えた流れで教えてもらったおもしろい動画。
「授業でみたんだけど,カッコいいプレゼンですごかった!」ということで観てみると。。。
これTEDじゃないか!そりゃカッコいいんだよ,TEDに出られる人は。
どうやら妻はTEDを知らないので,この研究者の単独のカッコいいプレゼンだと思っていたのです。
とはいえ最近は,工学系の私が,なぜか人の認知や行動分析を勉強することになっているので,これはこれで大変助かりました。
2011年でこの精度の全方位カメラとデータマイニング。
人の「評価」でありながら,完全にデータ解析で攻めてます。3D画像処理から言語抽出&解析まですごすぎる!
さすが,MITメディアラボ!
100回生まれ変わっても到達できない領域です。
この一週間では,これらの本をインストール。
よくわからない話も多いけど,アプリに応用できる部分も多いですね。
一方,重度障害児の「評価」は結局のところ,観察者の主観にならざるを得ないという印象は拭い去れません。なぜなら,私が評価される側だったら,ムカつく観察者に協力することはないからです。
つまり,人間が人間を評価する場合,相互のインタラクションを前提としたものであれば,お互いの関係性に相当依存するということです。
当たり前すぎますが,それが事実であれば客観的な「評価」は不可能ということになります。
その「評価」を金科玉条のように信じてしまうと,うっかりすれば評価された子どもの可能性を潰す可能性もありそうです。事実,そのような事例をたくさみています。
「この子は20歳ですが,1歳半の発達程度です」みたいな。
重度障害児の人を介した「評価」は,計測器で測ることができない以上は,結局は観察者側の納得材料に過ぎないのかもと思ってしまうのです。
ある恒星が空にしっかり輝いていても,望遠鏡によってはキレイに見えたり,まるで見えなかったりするでしょう。
そもそも,星の方向を向いていないかもしれませんね。