レッツ・チャット改め、ファイン・チャットが届きました
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元パナソニックの松尾さんによるクラウドファウンディング「重度障害者の意思疎通を実現する、新しい伝達装置を開発したい!」にエントリーしていました。
その返礼として届いたファイン・チャット。
まだきちんと操作を試していないのでまずは外観から。
輸送条件に気圧表記があるのはパナソニック譲りなのか,なんかカッコいいですね。
筐体のプラの質感はちょっと落ちたかなという感じはしましたが(気のせい?),たくさんの新機能があるので問題はありません。
電源がUSBになったのは汎用性が大幅↑ですばらしいですね。ファイン・チャットのユーザーは人工呼吸器を使っている方が多いですし,持ち出すとなれば電源も一緒です。その電源はUSBの出力があるので,インバーターを使わずに給電できるのは実に理にかなった仕様です。
給電用以外にもUSBのコネクタが!
やはりPCとの連携を考えればUSB接続は必須です。このあたりからも,ハードウェアの機能が変わったということがよくわかります。
あらかじめセットになっている文字盤。レッツ・チャット譲りです。
文字盤の変更には差し替えが必要なのは仕方のないところですが,支援者にとっては確実な方法とも言えます。もちろん,ブランクのカードもあるので,オリジナル文字盤を作ることも可能です。
個人的におもしろいと思った新機能は,外部機器との連携まわりです。
ハーティーラダーやオペレートナビとの接続には,別途スイッチボックス(スイッチインタフェース)を必要としません。つまり,ファイン・チャットがスイッチボックスを内蔵しているということです。
マニュアルを見てみると,マウス左クリック・ゲームパッドボタン・リターンキー(エンターキー)・スペースキーおよびオペナビ専用信号に対応しています。機器が減るというは障害対応を考えてもいいことです。
オペナビについては,専用スイッチボックスがそこそこ高価ですから,助かる人もいるかもしれませんね。
ただし,外部出力については,接点信号出力が2つから1つになっているので,環境によっては不便になる場合もあるかもしれません。とはいえ,上記の信号が出せるのでたいていの場合は問題ないと言えるでしょう。
私は直接のユーザーではないため,新機能のよさをすべて理解できそうにありません。もし,デモ機が用意できない方がいましたら,レポートをしてくれることを条件に無償でお貸しします!