【第1報】視線入力の能力を客観的に評価するツールを開発中
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視線入力の能力を測定してみたい!
重度障害者の支援で視線入力を使っている人は,誰もがそう感じているに違いありません。そこで,出雲国大学ヒューマンインタフェース研究室の伊藤班では,ワンスイッチ・EyeMoTなどのゲーム以外に,評価できるツールの開発を行うこととなりました。
大学院生長井くんの研究テーマにしつつ,これまでの私の経験を投入して開発します。相変わらずマンパワーはありませんが,きちんとインパクトのある成果を残します!
評価ツールを一言でいえば,「カラオケの採点システム」。さまざまなスキルを統合してひとつの点数にするのです。それにより,直感的にもわかりやすい指標になります。
射的のようなゲームをすることで,各種スキルを測定します。今回測定するのはこれらのスキルです。まだ案なので,スキルが追加になるかもしれません。
- 線形性:視線の動きがスパッと直線的に動いているかどうか
- 安定性:注視したときにブレがどれだけあるか
- 正確性:注視したときにターゲットにどれだけ近いか
- スピード:視線の動きがどれだけ素早いか
- 効率:視線の動きの無駄がどれだけか
これらのパラメータを統合してスコアにします。パラメータの重み付けがとても重要で,その辺が修士課程としての重要な研究テーマになりそうですね。
まだまだアルファ版ですが,こんな感じのモノです。もちろん,公開時には,もっとリッチな画面になり,EyeMoT同様に楽しいアプリケーションになります。
ご期待ください!