MEGAQUAKE

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去年の1月から3月にかけて、NHKにおいて「MEGAQUAKE」が4回シリーズで放映された。

NHKらしい、わかりやすいコンピュータグラフィックをふんだんに取り入れた番組に仕上がっていた。

番組内では、過去の地震&津波の教訓を示していた。

そして、今回の災害にも極めて多くの点で共通していたのである。

  • すぐに高台に避難する
  • 海を見に行ってはいけない
  • 海辺の低地に家を建ててはいけない

これらは津波に対する鉄則である。

徳島県に住むある90代の男性は、年配者から江戸時代の津波の経験を「びっちりと聞かされていた」と証言し、自分が東南海地震(1944年)に被災した際にはいち早く高台に逃げて助かったとのインタビューもあった。

今回の災害から得られた教訓は、われわれが後世に伝えるべきものである。

しかし、われわれが先人たちから継いだ教訓は十分に生かされなかった。

ある人は居間のコタツに入ったままだったかもしれない、ある人は海岸に出たであろう。

ある人は家族を助けに行き、ある人はお金を取りに行ったであろう。

不覚にも波にのまれた人々のためにも、後世の人々からは一人たりとも犠牲者を出してはいけない。

それは可能なのである。

番組内の言葉を借りれば、「巨大地震はわれわれ人間の英知を試している」のである。

NHK MEGAQUAKE(巨大地震)
http://www.nhk.or.jp/megaquake/

 

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