【PET結果】「健康」とは実に相対的なものですね
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本日はキイトルーダの点滴日。さらには,約2週間前(11月5日)のPET検査の結果を知らされる日。
PET検査というのは糖の振る舞いをする放射性物質を注射して,がんに集積する様子を3次元的に撮影するのものです。がん細胞が通常細胞よりもすばやく糖を吸収する性質を利用します。
検査の結果,転移なし!この半年の2回のCT検査でも,親分のがんが小さくなっているのも確認しました。すごいなキイトルーダ。
親分の肺がんはまだあるのですが,まずは嬉しいものです。依然としてがんはきちんと存在しているので,ケンコーな方からしたら悲劇的な状態には変わりありません。
そう考えると,いわゆる「健康」なんてのは実に相対的であることがわかります。今を基準にした状態変化が「健康」を意味づけます。私の場合,転移していなかったという,本来病気が進行するはずの中でのやや改善もしくは現状維持がうれしかったわけです。でも,がんはまだある~
SMAの子どもたちが使いだしているスピンラザ。大変高価な薬ですが,それによる効果は指の動きは少し良くなるくらいのもので,ケンコーな人のような動きを目指すものではありません。それでもいいんです。少しでも動くようになるわけですから。そして,改善した動きによって生活を変えるくらいのインパクトがあるのです!
ところで,本日は今年最後の点滴日でした。次回は2019年1月8日。ちなみに、いつものキイトルーダ点滴のルーチンはこんな感じです。
- 血液検査
- 胸部X線検査
- 体重・血圧・SpO2計測
- 診察
- キイトルーダ点滴
- 調剤薬局
朝イチの8時に病院に行っても帰りは12時前。血液検査の結果が出るのに時間がかかるらしく,診察の時間までずいぶん待つことになります。もう慣れましたね。
私にとって肺がん発症はなんとも宿命を感じます。タバコも吸わないのに42歳で発覚。患者からみた病院や医者を否応なしに知ることとなりました。今まで行ってきた障害者・難病患者支援を見直す大きな契機になりました。
これからも,この経験を前向に生かしていきたいと考えています。
はじめまして。東京在住のビートママと申します。50代女子、動物愛護推進員ならびにドッグライフカウンセラーとして活動しております。伊藤さんのことは、今年5月に肺腺癌と診断された直後、「肺腺癌・キイトルーダ」でヒットした日記で知りました。その後、そっとさまざまなご研究や活動内容などを拝見しております。
私自身は肺腺癌のステージⅢb、ファーストラインからキイトルーダの点滴です。3週間ごとに6回投与した時点で、ちょっときつい関節痛と筋肉痛が出てしまいました。2ヶ月の休薬で回復したので再開し、先週9回目の投与が終わったところです。お陰様で癌は小さくなり、現在はレントゲン写真では確認できなくなっています。自覚症状なく、副作用も休薬とステロイドで乗り切れることがわかったので、基本的には発病以前と全く同じ生活ができています。朝晩は犬の散歩を1時間ずつ、スポーツジムで有酸素運動と筋力トレーニングを週に5日、そのほかは不定期に「動物と人との暮らし」についての講義を行う講師、または飼い主さんのカウンセリング、そして自分の犬とともに重度障害者施設(島田療育センターさんなど)を定期訪問するCAPPの活動も8年ほど続けております。
ファーストラインからキイトルーダ、という肺癌患者の方とは、まだお目にかかったことがありません。伊藤さんは、副作用でお困りになったことはおありでしょうか。お時間あれば、教えていただければ幸甚に存じます。ちなみに、現在一橋大学のすぐ近くに住まっておりますもので、少し親近感を持ってしまいました。長々とお邪魔いたしました。
はじめまして。
一橋大、なつかしいです。
私は特に副作用などはないように思います。
運動はやはり効果的なのですかね。私もやろうかなあ。