なまはげ先生、視線入力の新しい報告書を公開してくれました!
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約一年前の2017年1月,ナマハゲ国のナマハゲ先生が勇気を持って視線入力の報告書を見せてくださいました。
当初は公開の予定はなかったそうですが,いつものゴリ押しでお願いしたら,涙を流しながら許可しくださったのが懐かしいです。
さて,この一年も視線入力を実践活用したナマハゲ先生。その結果をもって,去年の報告書の続編を執筆しました。今回は公開前提だったとのことで,この場でもすんなり紹介できることとなりました。ありがとうございます!
欲を言えば,目隠ししてでも生徒の写真もどーんと載せてほしかったのですが,これは今後の課題ということで。現状の視線入力装置は使用時の環境(姿勢 など)が重要ですからね。ただし,固定具についてはしっかり言及されていますし,参考情報も掲載しています。第三者がまよまず追試できる情報を余さず盛り込んでいますから何ら落ち度はありません。
この報告書で特筆すべきは,支援学校での取り組みとしては珍しく「やってみた」的な報告にとどまらず,定量的な評価にも果敢にトライしている点でしょう。EyeMoTにそれができる機能を持たせてはいますが,しっかり使う人は多くはありません。比較的長期間にわたってデータを取り,きちんとグラフにして訓練効果を明らかにしたのはすばらしいです。よくぞここまでEyeMoTを活用してくださいましたと,お礼をいいたいくらいのデキなのです。
ここまで仕上げるのにはさまざまな苦労があったかと思います。勇気を持って取り組んだ今回の結果は,きっと多く人の参考になるでしょう!
「視線入力と学習」に興味のある方はぜひ熟読してみてください。
>EyeMoTにそれができる機能を持たせてはいますが,しっかり使う人は多くはありません。
大変失礼ですが,当たり前だともいます。データが評価や分析に向いた状態で記録されているとは思えません。新バージョンでは解消しているのかもしれませんが旧バージョンを使い続けているので違っていたらすいません。
まず,訓練内容で視点や評価観点が異なるのに,クリア時間でまとめられている点。追視や見るは90秒や30秒固定なので時間に意味がなく,そこを毎回除かなければなりません。一行一訓練の結果なので訓練毎に見ようと思うと空白がたくさん生じこれも除かないといけません(日付とセットみたい場合マクロを組むか地道に手作業しかない)。
単純に訓練毎にデータを記録してあればそれだけでも利便性が高まる事でしょう。
そもそも,説明がないので001.cvsというファイル名にデータを取っていることすら気がつかないのではないでしょうか?私は当初紙に記録していました。
卒論じゃないのですから,最低限の説明は必要ではないでしょうか?
本訓練ソフトは生徒が意欲的に学習に取り組めています。ただ,評価の部分にももう少し目を向けて頂きたいと思い書きました。活用できない理由にも目を向けてもらいたいとも思いました。
出力データの再利用については、サポートできないためアナウンスしていません。
また、積極的な利用も推奨していません。
いくつかお伺いしたいので、メールをいただけますか。
その際、解析結果などを添付してもらえると助かります。
送り先は、こちらのメール( fumi@ecs.shimane-u.ac.jp )です。
よろしくお願いします。