なるほど、VR元年
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2016年は VR 元年だそうで。
プレイステーションもVR対応になりますからね。
先月,アキバで体験した Oculus Rift があまりにも衝撃で,ずっと頭の中の15%くらいが没入型VRで占められていました。
よく情報系の研究会のインタラクティブ発表で,どっかの学生らが Oculus を使った研究(?)をしているのを見かけてはいました。
彼らが使っているOculus はずっと開発者版だったこともあり,あまり完成度の高いものではありませんでした。
解像度もよくないし,PCの問題なのかリアルタイム性もイマイチ。
コンテンツも素人のモノでしたしね。
でも,この前アキバで体験した Oculus はまったく別物で,解像度も高いにも関わらずヌルヌル動きました。
アキバでの体験後に出雲国に帰国して,さっそくなけなしの研究費で Oculus Rift を注文。
8月の納品ということで,つなぎとして姉妹製品の Samsung Gear VR を購入。
Amazonで買えたのですぐに届きました。
ただし,このVRはSamsung製の特定のスマホを必要とします。
Gear VR と合わせて6万円ちょっと。
スマホ利用ということであまり期待していなかった Gear VR ですが,それが想定の1,000%を超える出来栄え。
ジェットコースターのアプリではうっかり声を上げてしまうほど。
ジュラシックワールドのアプリでは,登場する恐竜に触れそう,いや噛まれそうなくらい。
これなら, Oculus Rift でなくもいいじゃないかと浮気しそうでした。
こちらの記事にも驚きの気持ちを伝えています。
想像以上に楽しすぎる!Galaxy「Gear VR」は“買い”だった!
まさに私も同じような気持ちです。
本日,鉄路で片道6時間の参勤交代。
ありあまる時間があるので,ここは没入型VRの出番ということでさっそく車内で付けてみました。
隣のおじさまには怪しまれましたが,そこは没入型。
いったん装着してしまえば相手の顔も見えませんし,イヤホンをすればほぼ周辺環境からほぼ切り離されます。
しかし,シューティングゲームしているとどうも視線がズレます。
見ている方向がゆっくり移動するのです。
どうやら電車がカーブに差し掛かるとそうなるようです。
Gear VR にはジャイロセンサーと加速度センサーが付いており,それらが頭の動きを検知しているわけです。
電車のゆっくりな旋回を検知して,図らずもVRの世界にも影響を及ぼしていました。
これはこれで当然の動きなのですが,ちょっと困ってしまいます。
車ならもっと急激な動きをするのでもっと意図しない動きが発生してしまうでしょう。
ところで,公共交通機関で没入型VRを使うのはセキュリティ上のリスクを高めそうです。
少なくとも持ち物の管理はしっかりしておく必要はあるでしょう。
きっと,網棚においてあるカバンなどは盗難にあっても気づきませんね。
歩きスマホ同様に,さまざまな問題を引き起こしそうですが,これが面白いには違いがありません。
ちょっと酔いやすいですけどね。
さて,デバイスは十分いいものになっているのであとはコンテンツ。
Unity で作れるようなので個人レベルでも作品を発表する人は増えるでしょう。
そうなれば,教育向けのものも自ずと充実するはずです。
外出しにくい子どものために,工場等へ社会科見学に行ったり,交通ルールを体験したり。
来年の今頃は,教育&福祉のICT関連界隈ではタブレットじゃなくて,没入型VRが話題を席巻しているような気がします。
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