【2025年元旦】人は誰でもクリエーターなのです。
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人は誰だってクリエイターです。
生き様さえも作品だからです。
「大地の壁」はまさにそれを体現したひとつかもしれません。
重度障害者は確かに自分で動けないことが多いし、コミュニケーションを取るのも難しいかもしれません。でも、まわりの人を動かし、学ばせる天才ともいえます。
「大地の壁画」が作られるまでには、家族の苦労もあったでしょうけども、それはきっと家族の楽しみでもあったに違いありません。
誰の人の手も借りず、大地くんのできることを増やすにはどうしたらいいのか、視線入力が使えそうなのはわかっても、どう使っていったらいいのか。
はたまた、せっかく視線で描いたイラストも、どう活用したらいいのか、などなど。
それでも大地くんの家族は、視線のイラストと家業の技術を融合して「大地の壁画」を作り上げました。
「大地の壁画」は、大地くんとまわりの人を含めた生き様を、魚拓のように壁に写したアートなのです。
一見、何気ない1枚の抽象画にも見えますが、それはまわりの人の人生をも記録したドキュメンタリー映画のようなアートです。
大地くんは、そんなアートを世界で最初に作り上げた監督。大地くんがいなければ生まれなかったアートだといえるでしょう。
今はGoogleマップにも刻まれ、いずれ全国でマネをする人が出てくるのだと思います。
そして、「大地の壁画」のクリエイターとして多く人の記憶に残るのでしょう。
島根大学&EyeMoT開発者 伊藤史人