「車が運転できる ≒ パソコン操作ができる」のごとく
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車の運転免許は20万円以上もかけて取得するのに,毎日必要なはずのICTのスキルの習得は不要と思う人さえいる不思議。しかも,堂々と『パソコンは苦手』といい切ってしまう人までいます。きっと,そんな人でも車の運転はできますし,オイル交換が必要なことくらいは知っています。
車なんてテクノロジーのカタマリ。すぐには運転できません。路上では多様なルールが支配していますし,不可避な突発的なトラブルも起きてしまいます。車自体のメンテナンスも必要ですし,多額の費用で交換もしなくはなりません。
現代社会に生きる上では,車の運転ができることと同じくらいに,ICTのスキルも重要です。いや,これからの時代は運転ができることよりも重要かもしれません。
福祉・教育分野においても同様です。何を勘違いしているのか,この期におよんで『ICTはよくわからないから』と勉強もせずにノラリクラリ何もしない教諭たちがいます。重度の身体障害者であればあるほど,テクノロジーの利用が大きな効果を発揮します。すでに証明済みであるのに,現実を見ずに時代に合わせた対応をしないというのでは,その管理職も含めてとんだ給料ドロボーですね。
私の個人宛にも『機械が苦手なのでイチから教えてください』や『パソコンはあまり使ったことがないので。。。』というメールがきます。言いたいことは分かるのですが,それを自覚しているのなら,まずはお金をかけてでもある程度は習得しないと。車だって,エンストさせながら覚えたのですから。
パソコンなどのICT関連は,なぜか「苦手」の一言で済んでしまう現実。それじゃ,エアアジアの国際線は予約はおろか搭乗もできないことでしょう。
わかりやすい例え方をお示しくださってありがとうございます。大変参考になります。
さて、今年30歳代の重度重複の知人が気管切開となりしゃべれなくなってしまいました。
トーキングエイドは緊張や震えのために誤入力が多誤く、穴の開いた文字盤で指差しでコミュニケーションをとっているそうです。
その方が必要なときにいつでも言葉を発せられるように、視線入力とスイッチを組み合わせたシステムを試してみたたいが、誰に相談してナビゲーションを仰いだらよいものかと、ご家族は困っていらっしゃいました。
親や家族も機器の勉強しなければなりませんが、専門職の皆様を頼ることなしには難しいと思います。皆様には何卒よろしくお願いいたします。