童話「センセイと生徒」

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童話という手法は,私たちが生活するリアル社会をうまく切り抜いて,ドロドロした課題をわかりやすく提示してくれます。そう,宮沢賢治にいたっては宇宙レベルの思想を童話に落とし込んでいます。まったくもって,童話はあなどれないのです。

イソップ物語もデフォルメされながら,現代に語り継がれており,私たちが直面するさまざまな問題を浮き彫りにして,同じ過ちを犯さないための指針を与えてくれます。「キツネとツルのごちそう」もそのひとつ。身の回りでほんとうにたくさん起きているのかもしれないのです。

この童話と同じ構図で起きている私たちのひどい過ちの数々。少しでも改善していきたいものです。

 

 

養護学校や支援学校の現場でたくさん起きているかもしれません。たいていの場合は,センセイの行為は無意識(無知識)で起きていることがほとんどのため罪悪感がありません。だからこそ厄介であり改善されない傾向があります。でも,子どもの人生は死にかけます。センセイはスマホや各種デジタルガジェットを使っているのになぜか生徒には認めない怪奇現象。

さらに面倒なことに,それを正面切って指摘してくれる人がいません。腐ってもセンセイですからプライドは高め。みなさんのカンパ(税金)でおまんまを食べているのに,自分の生活だけが大切なセンセイが何と多いことか。ちょっと頑張れば,子どもの人生を改善できる立場にいるというのに全然生かしきれていない現状は,イソップ物語もびっくりです。

 

ほんとうにこんなことが起きているのかはわかりません。起きるのなら患者は死にます。だから,それを糾弾する人もいません。もはや,起きないことを祈るばかりです。一方で,これに似たような構図はさまざまな現場で起きているのは事実です。相手をみくびって手抜きをしたり,知っているのに知らないと言ったり,できるのにできないと言ったり,相手にするのは面倒だからと規則のせいにする などなど枚挙に暇がありません。

私自身けっこう深刻な病気になって見えてくるものがたくさんありました。当事者でなければ気づかないことの数々。それでも腐らずに人生をまっとうしていきたいと思います。ええ,まだすぐには死にませんけどね。

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