「口文字」以来の驚き、「指文字」
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ALS患者さんなどが使う「口文字」を初めてみたときは大変な驚きでした。
今でもすごいなと思います。
それ以来の驚きが,先日目撃した「指文字」でした。
正式な名称がコレかどうかはわかりませんが,相手の手のひらに指で文字を書く方法なので妥当でしょう。
奈良市の小学校にて拝見しました。
お母さんと現れたある難病の少女は,豊かな言葉を「指文字」で伝えてきたのです。
お手紙もいただきました。
書字はお母さんによるものですが,すべての文字は少女が口述(指述?)したもの。
なお,当日はこんなことも。
偶然、オーロラをみる! (2016年9月15日)
読み取り者は,発話者の手を包むようにして持ち,手のひらに文字をつづってもらい読み取ります。
不随意運動があっても,読み取り者がうまくいなして動きをキャンセル。
これは機械にはできないうごきです。
一見,手を温めているように見えますがそうではありません。
すべてのうごきを一滴も漏らさずすくい取るのです。
まさにこの中で文字伝達が行われています。
密室でやり取りされる秘密の会話。
この「指文字」,慣れれば1秒に1文字くらい書けるようです。
ちょっと遅いキーボードくらいでしょうか。
もちろん,このような手法は初めて見たわけではありませんが,お母さん以外の大人(担任の教諭)がサクサク読み取っているのは驚きでした。
私ともきちんと会話になります。
あまりにも速くて確実。
他人が読めているということで,イタコのような方法ではなく客観的なものであることは確か。
当日は,OAK Camと コイン落としゲーム を使ってエアスイッチの体験しました。
キーイベントは Space にしています。
今度,またきちんと「指文字」を学びに行ってこようと思っています。
出雲国から鉄道で5時間の奈良ではありますが。。。