【なんか似てる】特別支援教育におけるタブレットアプリとゴルフクラブ
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コンピュータの機能を活かすにはソフトが必要です。
昔から言いますね「コンピュータ、ソフトがなければただの箱」と。
最近は「ソフト」というよりも「アプリ」が一般的な呼び方になってますが、まったく同じことです。
今風に言えば「タブレット、アプリがなければただの板」でしょうか。
私が特別支援教育にちょこっと関わるようになって違和感を感じている一つに、「教員の皆さんのアプリ探し」があります。
もはや自分探しの旅に出てしまっているのかのような、終わりのない放浪の旅に出てしまっているのです。
寅さんもびっくりです。
でもこれ、さまざまな分野で起きており、私でしたらダイエットの方法なのかもしれません。
世間を見渡してみれば、ゴルフクラブなんかがそれにあたるでしょう。
どうやら人間は、うまくいかないことに直面すると、自分以外の「何か」のせいにしてしまい、それを探す旅に出てしまうのです。
ゴルフでいえば、ゴルフクラブやボールでしょうか。
ゴルフバッグやファッションに求める人もいるかもしれません。
街道沿いのゴルフ用品屋さんが繁盛するのは、長い旅路に出た人たちの宿となっているから。
実際のところ、素人ゴルファーがどんな高性能なクラブを使おうと、実はそれほどスコアが伸びるものではないでしょう。
手入れしなければならないのは、道具ではなくそれを使う人自身だったりすわけです。
プロゴルファー猿は、木の根を削り出したようなウッドで旗つつみしてますし、パターもそれでやりますね。
たしかに、道具はとても大事で、実力を出し切るのには適切な選定が欠かせないに違いありません。
一方で、もしプロならそこそこの道具でちゃんと成績を出せるのも事実。
弘法筆を選ばず。
翻って、タブレットのアプリをいつも探している旅人たち。
もしかしたら、自身の根本的な教育スキルを磨くことを忘れてしまっているのではないでしょうか。
だって、私は何度も質問されているのです。
「伊藤先生、どうやって視線入力でひらがな(数字)を覚えさせるのですか?」と。
おつかれさまです。