【オンライン授業】学生たちの底力を感じた一週間

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出雲国大学の学生も,やるときはやってくれます。

幸い,直属の受け持ち学生はみな優秀で,手取り足取り教えなくても立派になってくれています。たいていは何かしらの賞を受賞し,もちろんプログラミングもしっかり覚えて社会で活躍しています。

さて,この度のCOVID-19によるオンライン授業では,授業でしか会わない学部学生たちの素顔が,対面授業よりも見えてきたように思います。

なぜかと考えたら,対面授業はこれまでどおりの方法をやっていけばいいので惰性になりがちですが,オンライン授業は初めての試みなのでたくさん工夫したからかなと。毎回送ってもらう報告書も,授業改善のために入念に読み込んでいるので,学生らの状況がよくわかるのです。

その結果,学生には会っていないにも関わらず,学生らの姿がよく見えてたのかもしれません。逆に学生から見た教員らはどうなのか,まだ未知です。。。

私が受け持っている実習系授業は,班に分かれて機材を共用します。その結果,おとなしい学生は機材をあまり触れずに実習が終わることが少なくありません。

そこで,今回のオンライン授業では,使用する機材がArduinoという小さくて安いマイコンということもあり,6千円ほどのキットを全員に買ってもらいました。

自費購入について不満を訴える学生もおりましたが,全6週間のうち3週間終わった現在では多くの学生は楽しんでいるようです。購入に不満を感じていた学生もそうだったらいいし,買ってよかったと思っていてほしいなあ。

これまで基礎的な部品・センサーの勉強を2週間行いました。今週と来週は班でオリジナルの装置をひとつ協働して製作するのが大きなミッション!

学生らが製作する装置としてこんな条件を出しました。

学生が製作している装置と,実習の報告はこんな感じでした。

オンラインでの話し合いにも関わらず,学生たちは短時間で仕様を決めて,サクッと装置の試作。数時間後には,少なく見積もっても私の想定の1.5倍ほど素敵な結果を提出してきました。70名近い受講者のほぼすべてしっかり取り組んでいたのです。

若さゆえの柔軟さか,単に私が彼らの能力を低く見積もっていたのか。インターネットネイティブの今の学生たちの底力を感じた一週間でした。

ほんと,上記感想の「機電に入ってよかった」とはうれしいなあ。機電とは機械・電気電子工学科のことです。

もちろん,この課題を楽しめていない学生もいるでしょう。残り2週間,入学してきてよかったと思ってもらうオンライン授業をしていこう!

と,ここで宣言しても仕方ないのですが,備忘録として。

【オンライン授業】学生たちの底力を感じた一週間” に対して2件のコメントがあります。

  1. ムスコ弐号 より:

    こんにちは。貴学の実験レポートは図表や計算含めて、全て手書きでないと受理しなかったと思うのですが、現在はWord・Excel等を活用するように変わったのでしょうか。

    1. Fumihito ITO より:

      去年度の2年生からPC利用によるレポート提出になりました。

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